【S21 シングル 最高レート2015 ザシアンスタン】
∼ザシノラゴンとろとろおまん構築∼
☆構築経緯☆
竜王戦ではザシアンをうまく使えなかったため、ダイマックス禁止のルールである今度こそ強いであろうザシアンからスタートした。ザシアンを止めてくるポケモンの筆頭がヌオーであるため、そこに圧力のかけられるポケモンを探したところ、ウオノラゴンを採用した。また、ウオノラゴンはヌオーの他にもザシアンに投げられやすいランドロス、ウインディ、カバルドンやサンダーなどのポケモンたちを全てワンパンする性能を持つため、攻めの補完が非常に優れている。
次に強力な禁止伝説枠に関しては、足を止めてしまえば全員ザシアンノラゴンでわからせられると思ったのででんじは枠を考えた。最初はカプコケコを採用していたが、汎用性が乏しかったことと地面の一貫ができてしまうことからボルトロスに変更した。
この三匹ではでんじは枠のボルトロスが不意の事故で倒れた時や選出できなかった時に足の速いポケモンを止める手段が乏しかったため、スカーフ枠を考えた。最初はランドロスを採用していたが、環境に増えすぎてメタが回ってしまいこだわりじしんのとおりが悪すぎたため解雇した。そこで、ザシアンにもバドレックスにも有効打があり、メインウェポンの通りがそこそこいいポケモンを探したところヒートロトムを採用した。
ここまでであらかた対応できるがアストラルビットの一貫がとてもつらいため、黒バド対策枠としてポリゴン2を採用した。
ラストはランドロスを抜いてしまった弊害で、なぜかたまに見かかるレジエレキにボコられるのが気に食わなかったため地面枠を探したところ、環境に刺さっていると思ったマンムーを採用して完成した。
☆個体紹介☆
ザシアン@くちたけん ふとうのけん
199(252)-220(76)-153(140)-x-136(4)-173(36) いじっぱり
物理耐久に割いたザシアンで、ようきダルマのフレアドライブ最高乱数切り耐えまで振って初手のヒヒダルマ対面で強気に動かせるようにした。足を遅くして対面性のを上げた配分にしてあるので、技構成も範囲を取って通りのいい4ウェポンとした。
このポケモンのいいところは一般ポケモンではなかなか強いポケモンがいない鋼枠兼フェアリー枠を自然と採用できるところにある。また、対策しにくいウーラオスやゴリランダーに強めなところもポイントであり、それだけでこのポケモンを採用する価値がある。
このポケモンはあまりにも性能が高いためとりあえず選出したくなるが、圧倒的にメタられているため選出機会を増やそうとするより、自然に出したくなったときだけ出すようにしたほうが良いと思っている。
ウオノラゴン@こだわりハチマキ がんじょうあご
165-156(252)-121(4)-x-100-127(252) いじっぱり
物理受け破壊ポケモンのウーノーである。このポケモンもあまりにもみんなが使うせいで環境的にはかなり厳しくなっていたが、タイプ補完と攻撃性能が唯一無二なため替えが効かず続投した。語ることはあまりないが、しいて言うなら今までのシリーズとは一味違う性能をしていると感じた。最終日は特に刺さらなかったため勝ち切れなかった原因はたぶんここにある。
186(252)-x-134(252)-146(4)-100-117 のんき
でんじはと削りを入れるために存在するお触りおじさんである。禁止伝説にでんじはを入れるために採用したのででんじはは確定で、タイプ一致でサイクルクッション性能を上げるボルトチェンジ、ザシアンがきつくなりがちな地面タイプに有効打となるくさむすび、有象無象のギミックをつぶせるちょうはつとした。Sを117にしているのはサンダーとの偶発対面で下からボルトチェンジを押したいため。
正直そんなに強いと思わずに採用したが、このポケモンは使ってみるまで強さに気が付かないタイプのポケモンである。相手のザシアンやランドロスをこちらの圏内に入れたり、終盤に大流行したカバノラゴンにも有利展開を作っていけるところが非常に強力だった。
また、構築単位で不利な相手でも無限の勝ち筋を作れる点もこのポケモンにしかない強みであると感じた。
125-76-127-157(252)-128(4)-151(252) おくびょう
タイプ相性に優れたスイーパーとしての起用で、技はザシアンをしとめるオーバーヒート、対面操作のボルトチェンジ、黒バドレックスを縛るためのあくのはどう、少しでも崩し性能を上げるためのトリックとした。
独特の耐性からきょじゅうざんにあと投げしながらサイクルを形成できる数少ないポケモンで、環境への刺さりはわりとよかったため使いやすかった。
ポリゴン2@しんかのきせき アナライズ
191(244)-90-126(124)-126(4)-141(108)-84(28) おだやか
黒バドに選出するために採用したので、耐久ラインもそこに合わせる形となっている。C217の+1サイキネを2耐え、+1コショックも2耐えするように振り分けた。残りはミラーで上からみがわりするためにSに割いた。
メインウェポンでたくさんのポケモンと打ち合うトライアタック、無振り黒バドが81%で落ちるシャドーボール、相手のポリ2やドヒドイデ、ナットレイと戦うためのみがわり、ラストにじこさいせいで完結している。黒バド以外にはほとんど選出しなかったため、もっといいポケモンもいたかもしれないが、考える余裕がなかったのでいい案がある人はぜひ意見を求む。
185-200(252)-90-91(4)-80-132(252) やんちゃ
今期の環境ぶっささりポケモンだと勝手に思っている。このポケモン一体で環境に多いザシランドを縛れるというだけで十分な性能をしている。ヌオーで止まるのが嫌すぎたため、フリーズドライを採用してB下降にした。このポケモンの真の強さは試合終盤に発揮されるため、序中盤は他の2体でサイクルを回しながら頃合いを見て着地させる動かし方が非常に強力だった。
このポケモンを採用してから、相手に初手ウーラオスを投げられる機会が有意に増えたと感じたため、それに気づいてからはザシアンから入ることで積極的に出し勝ちを狙いに行けた。
☆基本選出☆
黒バド入りには必ずポリ2を投げたが、それ以外には柔軟に3匹を選んだ。
☆あとがたり☆
今期は2日前に20に乗ることはできたが最終日20から上げきることが出来なかった。おそらく、十分な睡眠がとれていなかったことによるものだと考えられる。構築も最終日に通用するか怪しいラインだと感じていたため悔しいが結果を受け止めるほかない。来期はダブルバトルもやるのでよろしくお願いするのである。
Twitter→tonkotsu_SIF